一人暮らしの入居前に買うものはこれ!最低限のアイテムと入居前にやっておきたい対策
一人暮らしを始める前に何から揃えればいいんだろう?
そんなに予算はないんだけど…。
一人暮らしをする前は、どんなインテリアにしようか、必需品はあるのか、期待に高まる気持ちで色々なものに目移りしてしまいますよね。
しかし、一人暮らしで必要なものを最初からすべてを揃えるのは大変です。
引っ越し荷物が多くなると、引っ越し料金がかさんでしまうリスクもあるため、最初は最低限のアイテムを揃えておくのがおすすめです。
そこで、この記事では、必要なものを買う前にやめておいた方がいい考え方と、最低限必要なものだけを厳選して紹介します。
いますぐチェックしよう!
一人暮らし入居前これだけはやめておいた方がいい3つの考え方
まずは、必要なものを絞り込むために、入居前にこれだけはやめておいた方がいいことを紹介します。
最初にたくさん物や家具を揃えようとする
一人暮らしを始めるときにたくさんの家具や家電製品を揃えたくなりますが、以下のような注意点があります。
2023年の調査では、ソファは要らなかったと感じる人もいます。
「ソファがあったら狭くなる」、「ソファよりもベッドでくつろぐ」という意見が多く、買った後に後悔したという人も少なくありません。
一人暮らしを始めてから、必要になったときに買い足していこう!
冷蔵庫と電子レンジの予算をケチる
冷蔵庫と電子レンジは、安物でもいいよね?
冷蔵庫は小さいものを選ぶと、あとで後悔するかもしれないよ!
家電製品の中でも、冷蔵庫と電子レンジの予算はケチらず多めにとっておきましょう。
一人暮らし用とうたわれている100L前後の冷蔵庫は、入れられる量が少ないため、おすすめできません。
日本電機工業会では冷蔵庫の容量は、以下の計算式で目安がわかると言われています。
冷蔵庫の容量=(70L×家族人数)+常備品分(120L~170L)+予備(100L)
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/reizouko/knowledge1.html(一般社団法人日本電機工業会)
一人暮らしでは290L~340Lの冷蔵庫を選ぶと良い計算になります。
自炊をあまりしない人なら290Lくらい、普段から作り置きや冷凍食品を活用する人は冷凍庫が大きい300Lくらいのものを選ぶと良いでしょう。
同じように電子レンジも、大きめのコンビニ弁当が入るサイズを選ぶのがおすすめです。
多機能な電子レンジよりも、大きいものを温められるかどうかを意識して選びましょう。
入居前に床のキズやカビ、虫対策をしない
引っ越して一人暮らしを始めるときには、必ず家の中のフローリングや壁の傷、カビや虫の対策をしましょう。
なぜなら、賃貸で借りた部屋から引っ越すときに、入居したときの状態に戻さなければならない「原状回復」という決まりがあるからです。
この原状回復は、賃貸住宅についたキズや汚れを住んでいる人か大家さん、どちらが修繕費用を負担するかでトラブルになることが少なくありません。
消費者庁では毎年1万3,000件ほどの相談が寄せられており、中には退去時に約10万円の支払いを迫られたという事例もあります。
入居後に自分でつけたキズや汚れは、原状回復の対象となってしまいまうため、床のキズやカビ、虫対策は必ず行いましょう。
一人暮らしの入居前に買うもの【キズ対策】
一人暮らしの部屋が決まったら、入居前にやっておきたいのが入居前の床のキズ対策です。
原状回復でトラブルにならないように、家具を置く前に以下の対策をしましょう。
- 床にキズ防止シートを敷く
- 家具にキズ防止パッドを貼る
家具にキズ防止パッドを貼る
入居する部屋に家具が運び込まれた時は、家具の脚にキズ防止パッドを貼るのがおすすめです。
キズ防止パッドは、シールで貼りつけられるフェルト生地になっており、家具の脚裏に貼りつけることでキズを予防できます。
家具を移動したり、イスを引くときにキズがつかないだけでなく、下の階に音が響かないので防音対策にもなるよ。
床にキズ防止シートを敷く
パソコンチェアなどのキャスターがついているイスや、冷蔵庫の下にはキズ防止シートを敷いておきましょう。
フローリングの床は、パソコンチェアなどのキャスターがついているイスや、冷蔵庫など、思わぬ家具や家電でキズがついてしまうので注意が必要です。
床のキズ防止シートを選ぶときには、インテリアに影響が出にくい透明なシートがおすすめ!
一人暮らしの入居前に買うもの【水回り対策】
一人暮らしで入居前に買っておきたいものとして、水回りの対策グッズがあります。
水回りは放っておくとカビが生えやすく、退去時に掃除しようとしてもうまく除去できないことがあるので以下の対策をしておきましょう。
- 水回りのパッキンをマスキングテープで保護する
- お風呂に防カビくん煙剤を使う
水回りのパッキンをマスキングテープで保護する
お風呂の扉や水回りのパッキンには、マスキングテープを貼っておきましょう。
パッキンとは、お風呂のドアについているゴムのような部分や、蛇口の周りなどについているゴム製の部品です。
水回りにあるパッキンはカビや汚れが付きやすく、放っておくとカビを落とすのが難しくなります。
マスキングテープを選ぶときは、扉やパッキンの色に合わせた色にすれば目立ちにくくなります。
1カ月に1回くらいのペースで、マスキングテープを貼り直すだけで、清潔に保てるよ。
お風呂に防カビくん煙剤を使う
お風呂のカビは、生えた後に除去するのは難しいですが予防するのは簡単です。
湿気対策の方法は色々ありますが、一番手軽なのは「ルックお風呂の防カビくん煙剤」です。
カビが生えてから後悔する前に、入居後すぐに防カビくん煙剤でカビ対策をしておきましょう。
ルックお風呂の防カビくん煙剤の効果は2カ月持続します。
薬局やAmazonで安売りしている時期にストックしておくのがおすすめ!
一人暮らしの入居前に買うもの【虫対策】
もうひとつ、忘れてはいけないのが入居前の虫対策です。
虫が苦手な人は、必ず以下のことをやっておきましょう。
- 入居前にバルサンをする
- 部屋にブラックキャップを置く
- エアコンの室外機にドレンキャップをつける
入居前にバルサンをする
1つ目の対策は、入居前にバルサンを使うことです。
バルサンを使うときには、食器や寝具に薬剤が触れないようにする必要があります。さらにバルサンを使用するときは、1~2時間ほど部屋を閉め切って外に出ないといけません。
入居前の何も置いていないときにバルサンを使っておけば、食器や寝具を隔離する手間がかかりません。
霧タイプのバルサンなら、火災報知器に反応しないのでおすすめ!
部屋にブラックキャップを置く
2つ目の対策として、部屋にブラックキャップを置いておきましょう。
入居前にバルサンで害虫を駆除しても、生活しているとどうしても虫が外から入ってくる可能性があります。
外部から侵入してきた虫を駆除するために、ブラックキャップを置くのがおすすめです。
ブラックキャップと似たアイテムがありますが、薬剤の耐性が強い個体にも効果があるブラックキャップを選ぶのがおすすめです。
ワンルームや1Kなら、12個入りを買って部屋中に置けば大丈夫!
エアコンの室外機にドレンキャップをつける
3つ目の対策は、エアコンの室外機にドレンキャップをつけることです。
ドレンキャップとは、室外機の排水ホースに取り付けるフタのことで、ホースから侵入してくる虫を入れにくくする役割があります。
ドレンキャップを選ぶときには、侵入しようとする虫が嫌がる防虫剤を混ぜ込んだドレンキャップを選んでおくと安心です。
一人暮らしの入居前には必ず部屋の写真や動画を撮ろう!
入居前には、原状回復のときにトラブルにならないように対策を行うのが重要です。
原状回復のトラブルを防ぐためには、入居するときに賃貸住宅にキズや汚れがないか、備え付けの設備がきちんと動作するか、入居前に写真や動画を撮っておくのが大切です。
賃貸契約は長期間にわたることも多く、入居時の記憶を思い出せないこともあるので記録を残しておきましょう。
もし入居前からあるキズや汚れを見つけたら、大家さんやマンションの管理会社に報告しておけば、大きなトラブルになることはありません。
どこをチェックすればいいかは、国土交通省で「入退去時の物件状況及び原状回復確認リスト(例)」というPDFが配布されているよ!
一人暮らしの入居前には、さまざまな対策をしてキズや汚れを防ぎましょう!