お風呂のお湯が流れない!緊急事態の対処法と知っておきたい注意点
お風呂でさっぱりしてお湯を流したら、排水口から流れてくれない事態になっていませんか?
やばい、すぐに水道業者を呼ばなきゃ!!
ちょっと待って!落ち着いて対処すれば、大家さんや管理会社が修繕費を負担してくれることもあるよ。
お風呂のお湯が流れないときは、漏水の危険もある緊急事態です。
しかし、焦って行動してインターネットで出てくる水道業者を呼ぶと、高額な請求をされたり、不要な工事を勧めてくるなどのトラブルが起こってしまいます。
お風呂のお湯が流れなくなったときは、まず落ち着いて、以下の3つを上から順に行ってください。
- お風呂の栓をして排水を止める
- アパートやマンションの管理会社に連絡する
- 管理会社指定の水道工事事業者か、自治体の水道工事指定事業者に修理を依頼する
お風呂のお湯が流れないときは、インターネットで表示された水道業者に連絡しないで!
お風呂の排水口から水が流れない!どうしよう!
インターネットで表示された水道業者に連絡しないでね!
水のトラブルが発生した時は、インターネットで表示された事業者に連絡しないでください。
「水回りの工事を依頼したら、驚くほど高額な料金を請求された」というトラブルが後を絶たないため、水道局も注意を呼びかけています。
もしお風呂の排水口が流れなくなったときには、住んでいるマンションやアパートの管理会社に相談するか、自治体の水道局の指定事業者に登録されている事業者を利用しましょう。
水道局指定業者(指定給水装置工事事業者)とは?
水道局が指定した、給水装置の工事やメンテナンスを行うことができる専門の業者のことです。
指定事業者になるには、水道設備の設置、修理、維持管理などの業務を適切に行うために、特定の基準や資格を満たしている必要があります。
水道局指定業者を調べるには、住んでいる自治体のWebサイトでサイト内検索をしたり、Googleで「(住んでいる市区町村名) 修繕対応指定給水装置工事事業者 一覧」と検索してみましょう。
各自治体の水道局が指定している水道業者なので安心だよ!
【賃貸物件】お風呂のお湯が流れないときは、大家さんまたは管理会社に連絡しよう
ついつい、少しでも安い業者がいいな…と検索してしまいがちですが、決して検索で出てきた水道業者に連絡してはいけません。
賃貸物件の場合は、必ず住んでいるマンションやアパートの大家さんまたは管理会社に連絡して、指示に従いましょう。
なるべく早く大家さんまたは管理会社に連絡する
お風呂のお湯が流れない時は、なるべく早めに大家さんや管理会社に連絡しましょう。
契約時の書類に書かれている大家さんの連絡先、または管理会社の連絡先に電話をして、判断を仰ぎましょう。
わざとやっていることではないので、連絡したからといって責められることはありません。
ただし、水回りのトラブルは、思っているよりも深刻になりがちです。
もし状況を放っておいて下の階にある部屋に漏水した場合、階下の住人とのトラブルになってしまうので、早めに連絡しておきましょう。
大家さんや管理会社は経験豊富なので、お風呂のお湯が流れないようなトラブルでも適切な対処法を提案してくれるよ。
経年劣化の場合、大家さんや管理会社が負担してくれることがある
お風呂のお湯が流れない原因が、経年劣化である場合、大家さんや管理会社が修繕費用を負担してくれることがあります。
ただし、壊れたことを知りながら放置した結果、他の部屋にも被害がおよんだ場合は一部負担金が発生してしまいます。
トラブルを避けるためにも、管理会社に連絡して判断してもらおう。
お風呂のお湯が流れたら?排水口ののカバーに詰まったゴミを取り除く
水道業者に修理をしてもらった後、安心してはいけません。
お風呂の排水口の掃除を怠っていると、髪の毛や垢、ぬめり汚れなどで再び詰まってしまう恐れがあります。
排水口や排水管の詰まりは、日頃の掃除で緩和できます。詰まりを解消したら、排水口の掃除をこまめに行うのがおすすめです。
定期的にパイプ洗浄剤「ピーピースルーF」を使おう
排水口や排水管は、月に1回程度はパイプ洗浄剤で掃除しましょう。
数あるパイプ洗浄剤の中でも、ピーピースルーFがおすすめです。
粉状の洗剤をふりかけてぬるま湯をかけると、洗剤が泡立って排水管の中にあるぬめりを除去します。
使用時には使い方を確認し、換気をしながら気を付けて使用しましょう。
【もしかして…】物件自体の欠陥の可能性
賃貸物件を借りる時に水の流れを見るのは基本と言われていますが、短時間の物件の下見だけではわからないことも多々あります。
その一つが、お風呂の排水です。
部屋の構造によっては、お風呂の排水管の勾配が足りず、上手く流れきらないせいで、中にぬめりや汚れがたまりやすいことがあります。
日常的にお風呂の排水口を掃除をしても、たびたび詰まってしまうという場合は、不動産の管理会社や大家さんに相談しましょう。別の物件に引っ越しさせてもらうように、交渉した方が良いこともあります。
個人で交渉をせず、「裁判外紛争解決手続き(ADR)」や日本賃貸管理協会の相談窓口、全国の消費生活センターのホットラインを活用して、第三者に仲介して貰いながら交渉を進めるのがおすすめです。